【第120回】Renovation と持ち家「資産価値」/堺市・百舌鳥古墳群区域(世界遺産・風致地区)の景観―造園(石灯籠|庭池|錦鯉|滝石組)―
※本稿内容は筆者の個人的見解であり、筆者所属組織(現在および過去)の公式見解を示すものではありません。
不動産の資産価値に関して、「一物四価」(いちぶつよんか)という用語が用いられる。すなわち「一物」(1つの不動産)に対して「四価」(4つの価格)があり、それぞれ以下の通りである。
1.「実勢価格」:不動産を実際に売買するときの価格で売主と買主の合意で成立
2.「公示価格」:国土交通省が毎年1月1日時点の土地を算定した価格
3.「固定資産税評価額」:各市町村が3年に一度、1月1日時点の土地価格を算定、公示価格の概ね70%で設定
4.「相続税評価額」:国税庁が算定するもので、毎年1月1日時点の価格が7月に公表、公示価格の概ね80%で設定
実勢価格は「時価」とも呼ばれ、不動産の市場価値が最も反映されると考えられている。
2019年(令和元年)7月、「百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群」が日本で23番目、大阪では初の世界遺産として登録された。百舌鳥・古市古墳群は、堺市の「百舌鳥」、羽曳野市・藤井寺市の「古市」の2つからなり、かつては100基以上あったといわれるが、現在は44基が残っている。主な古墳には、「大仙公園」を挟んで日本最大の前方後円墳(世界最大墳墓)である「仁徳天皇陵古墳」および「履中天皇陵古墳」があり、東側に「いたすけ古墳」「御廟山古墳」「ニサンザイ古墳」、北側に「反正天皇陵古墳」がある。同古墳群は古墳時代の最盛期であった4世紀後半から6世紀前半にかけて、当時の政治・文化の中心地の一つであり、大陸に向かう航路の発着点であった大阪湾に接する平野上に築造された。世界でも独特な、墳長500m近くに達する前方後円墳から20m台の墳墓まで、大きさと形状に多様性を示す古墳によって構成されている。こうした古墳群は同地区にとっての究極の「資産」ともいえ、土製建造物の類稀(たぐいまれ)な技術的到達点を表し、墳墓によって権力を象徴した日本列島の人々の歴史を物語る顕著な物証である。 世界遺産 文化遺産オンライン 百舌鳥・古市古墳群特集|特集|堺観光ガイド
また大阪府堺市 堺の風致地区 堺市 によれば、「風致地区」とは都市計画法により「都市の風致を維持するため定める地区」と定義される。すなわち都市における樹林地、丘陵地、水辺等の良好な自然的景観に富んでいる区域や、良好な住環境を維持している区域、古墳等の歴史的意義のある区域などが指定されている。これにより生活に潤いを与え、緑に富んだ快適な都市環境を維持しようとするもの。1919年(大正8年)に制定された旧都市計画法により、堺市においては1932年(昭和7年)、世界遺産である仁徳天皇陵古墳、履中天皇陵古墳を中心とした「大仙風致地区」(106.9ヘクタール)および風光明媚な浜寺公園を含んだ「浜寺風致地区」(38.0ヘクタール)の2地区、計144.9ヘクタールが風致地区として指定された。
※以下は堺市ウェブページ「堺の風致地区」より





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