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【第118回】NTT(Nippon Telegraph and Telephone)《其ノ六》長びく NTT 株価停滞/米国 AI・半導体企業の勃興―第41回定時株主総会―

※本稿内容は筆者の個人的見解であり、筆者所属組織(現在および過去)の公式見解を示すものではありません。

2026年(令和8年)6月18日(木)、NTT 株式会社(旧・日本電信電話株式会社/Nippon Telegraph and Telephone CorporationNTT / NTTグループ | 日本電信電話株式会社 グループ(筆者も二十年来勤仕)の「第41回定時株主総会」(The 41th Shareholders' Meeting)が開催された。筆者は本年、オンライン視聴で参加、同社の16期連続増配を歓迎する一方で株価浮揚に望みを託した。会場は恒例の、東京都港区は「グランドプリンスホテル新高輪」国際館パミール3階「崑崙(こんろん)」。奇しくも日経平均株価(終値)が大台の7万円を突破(終値で7万1053円49銭)したこの日、同社の長期化する株価停滞への顧慮が総会の空気を支配した。株主質問は10件を超え、議事は議案採決へ進行。午前10時より約1時間半に及ぶ総会は終了した。来場株主数は1,630人と前年比で横ばい、オンライン視聴株主数は7,885人と微増。

これに関連して、NTTの次世代通信基盤「IOWN」が転機を迎えているとの、6月17日付けの日本経済新聞記事が興味深い。人工知能(AI)インフラ向けに、米国 AI 関連半導体開発企業 NVIDIA World Leader in Artificial Intelligence Computing | NVIDIA が光技術に参入し開発を主導し始めたことで、NTT の強み領域=光技術による国際標準化構想の実現が遠のきかねないとする。

IOWN、揺らぐ光の国際標準 エヌビディアなど米半導体巨人が参入 NTT、米韓台連合で対抗 - 日本経済新聞

「(株式)時価総額」(Market Capitalization)とは、個別上場企業の「株価」に「発行済株式数」を乗じた数値。株式市場における企業価値や規模を評価する際の指標・尺度以下は、時価総額ランキング世界上位100社(2026年6月時点)である。Companies Market Cap」データ Companies ranked by Market Cap - CompaniesMarketCap.com  を基に筆者作成。

以下は NTT および日経平均の2020年以降の各月株価推移(終値ベース)である。Investing.com」データ(値は各月1日時点) NTT Inc (9432) 過去データ - Investing.com および日経平均プロフィル「ヒストリカルデータ」データ(値は各月の最高値 ヒストリカルデータ - 日経平均プロフィル  を基に筆者作成。

以下は時価総額世界一、約5兆 USD(2026年6月時点)を誇る、 NVIDIA の2020年以降の各月株価推移(終値ベース)である。Investing.com」データ(値は各月1日時点) Nvidia (NVDA) 過去データ - Investing.com  を基に筆者作成。

著者プロフィール

有田 仁(Jin Arita)

1966年(昭和・丙午)大阪府堺市生まれ。有田アセットマネジメント代表取締役。大阪工業大学大学院 知的財産研究科修了。NTT(日本電信電話)グループ・髙島屋等勤務。NTT研究所系教授陣に師事し研究発表(国際標準化専攻)および米国系業界団体(米国商工会議所・Cloud Security Alliance 等)の運営やイベント企画に関与。出雲国・松江藩(雲州松平家)とその出身者、宰相・若槻禮次郎と弁護士・岸清一に所縁あり。座右の銘は「温故知新」「和魂洋才」「古今東西」。

著書に『平成・令和社会への違和感と伝統的価値観の復古』(幻冬舎 2026年)。研究論文に『自動運転システムにおけるクラウドネットワークの通信遅延条件(共著)』(日本知財学会 2016年)『クラウドセキュリティ技術分野の知的財産戦略に関する研究』(大阪工大院・紀要 2016年)『クラウドセキュリティ技術に関する特許出願傾向と特性』(電子情報通信学会 2015年)等。

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