【第52回】「2025年大阪・関西万博」挿話《其ノ四》―開幕初日(4月13日)「雨天の夢洲(Yumeshima)」現地随感【速報・執筆中】―

※本稿の内容は筆者の個人的見解であり、筆者が所属する組織の公式見解を示すものではありません。

4月13日「2025年大阪・関西万博」開幕初日、あいにくの肌寒い小雨模様の中、大阪北港地区の人工島「夢洲(ゆめしま)」を訪れた。大屋根リング上の歩行路を含む広大な会場は、色とりどりの「雨に咲く傘の花」で埋め尽くされた。
・初日の来場者数:11万9000人
・いずれのパビリオン入館も果たせず(度重なる事前抽選への落選と当日入館待ち時間:概ね90分前後の長蛇の列)、特徴的な建築物外観の鑑賞に終始
・木造の大屋根リングは現地で目視して、その巨大さ、広大さに絶句
・午後1時過ぎから突如発生した台風並みの突風影響により、大屋根リング下など避難場所を探す来場者で会場内が滞留⇒海上(人工島)開催における難点か
・レストランでの食事も長蛇の列で叶わず、折しも強まった寒さと横殴りの強い風雨を会場内コンビニエンスストア軒下で避け、購買した簡易食の立食を余儀なくされた

⇧NTT館の様子
「日本電信電話株式会社」(NTT:Nippon Telegraph and Telephone Corporation)提供、IOWN でつなぐ遠隔触覚コミュニケーションメディア「ふれあう伝話」<電話から、伝話へ。>(以下、NTT ウェブページより)ふれあう伝話 | EXPO2025 | NTT NTTパビリオン | EXPO2025 | NTT
<「いのち」ふれあう伝話>は、NTT パビリオンといのち動的平衡館の来場者どうしがモニタ前のテーブルに触れることで、それぞれの触れる感覚を伝え合うことができます。また NTT パビリオン側には聴診器型のデバイスが設置され、自分の心臓の鼓動を一緒に送ることができます。「いのち」の流れやその利他的なつながり、すなわち「動的平衡」を感じられる体験を創造します。

⇧日本館の様子

⇧ドイツ館の様子

⇧事前の想像を超えた大屋根リングの威容(地上からの展望)、その高さと伝統的工法「貫(ぬき)接合」は京都・清水寺の舞台を想起させ圧巻

⇧大屋根リング(想像を絶する規模の環状歩行路からの展望)
大屋根リングの概要:円周 約2km、内径 約615m、高さ 12m(外側は20m)、延べ床面積 約66,000平米 0213ringu-siryou.pdf

⇧広大な大屋根リングの内側会場、建ち並ぶ数多のパビリオンと来場者で賑わう様子

⇧午前10時30分頃の西入場ゲート付近、多数の訪日外国人を含む来場者で混雑する様子

⇧午後1時過ぎ、会場内に突如発生した海からの突風に、騒然とする来場者や関係者の様子