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【第106回】永田町「国立国会図書館」(National Diet Library)叩扉(こうひ)/「帝國図書館」(上野図書館)「国立公文書館」「東京国立博物館」

※本稿内容は筆者の個人的見解であり、筆者所属組織(現在および過去)の公式見解を示すものではありません。

当社書籍『平成・令和社会への違和感と伝統的価値観の復古』(定価:本体1600円+税/幻冬舎/2026年3月25日刊行)の予約注文受付が開始された。本稿ではこれに伴い、同著も納本される東京都千代田区永田町に所在の「国立国会図書館」(National Diet Library)および「国立公文書館」「東京国立博物館」等を取り上げる。

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①国立国会図書館(National Diet Library)

(執筆中)

「国立国会図書館」(National Diet Library国立国会図書館 は、国会議員の調査研究、行政、ならびに国民のために奉仕する図書館である。また、「納本制度」に基づいて、国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する国内唯一の法定納本図書館である。設置根拠は「国会法」第130条および「国立国会図書館法」 国立国会図書館法 | e-Gov 法令検索 第1条。同館は立法府である国会に属する国の機関であり、国会の立法行為を補佐することを第一の目的とする議会図書館である。同時に、納本図書館として唯一の国立図書館としての機能を兼ねており、行政・司法の各部門および国民に対するサービスも行っている。バーチャル国際典拠ファイルに参加している。施設は、中央の図書館と国立国会図書館法第3条に定められた支部図書館からなる。中央の図書館として東京本館(東京都千代田区永田町)および関西館(京都府相楽郡精華町精華台)が置かれ、また東京本館に付属して国会分館がある。国立国会図書館は立法府である国会に属する独立した国の機関で、衆議院議長および参議院議長ならびに両議院に置かれる常任委員会である議院運営委員会の監督のもと自立して運営される。図書館の事務を統理する国立国会図書館長は、両議院の議長が、両議院の議院運営委員会と協議の後、国会の承認を得て、これを任命する。

国立国会図書館の所蔵する資料の基礎となる部分は、戦前の帝國議会両院付属図書館が議会の審議を助けるために収集した資料と、当時の唯一の国立図書館であった「帝國図書館」の蔵書の2つから成り立っている。特に帝國図書館の蔵書は出版法の納本制度に基づいて網羅的に収集された戦前の和図書や貴重な古書、洋書などを含み、きわめて価値が高い。国立国会図書館の成立以降は一国の網羅的な収集と全国書誌の作成を目的とした本格的な納本制度が導入されたため、この図書館には原則として日本で出版されたすべての出版物が所蔵されている。外国資料については、国際交換や購入により、学術研究や参考調査に有用な人文・社会科学資料や、科学技術資料、日本関係資料などを中心に収集している。国立国会図書館の淵源は、「大日本帝國憲法」下の帝國議会各院に置かれていた「貴族院図書館」「衆議院図書館」、および文部省に付属していた「帝國図書館」の3館にある。貴衆各院の図書館は、1890年明治23年)に設立された各院の事務局編纂課を起源としており、また、帝國図書館は1872年(明治5年)に設立された「書籍館」(しょじゃくかん/図書館の古称)をその前身とする

国会図書館の蔵書の中には、旧帝図書館時代を含め図書館がまとまって受け入れた特色あるコレクションが含まれる。これらの特殊コレクションは、資料的に価値の高いものが多い。代表的なコレクションとして、帝國図書館から引き継いだ旧藩校蔵書、徳川幕府引継書類、本草学関連の古書からなる伊藤文庫・白井文庫や、戦後の国会図書館が議会のための図書館であるという性格から重点的に受け入れた近代政治史関連史資料からなる憲政資料、国内外の議会・法令関係資料、支部「上野図書館」で旧蔵していたバレエ・シャンソン関連資料の蘆原英了コレクション、出版文化史資料を中心とする布川文庫(布川角左衛門旧蔵書)、国語学者の亀田次郎の収集した国語学関係書(亀田文庫、約6,900冊)などがある。また、戦前に発禁処分を受けた書籍・雑誌もコレクションに含まれ、旧帝國図書館所蔵の発禁図書は一般資料の一部として、旧「内務省」保管の発禁図書は貴重書扱いのため一定の制限下で閲覧に供されている。2021年(令和3年)度末の統計によれば、国立国会図書館の所蔵資料は東京本館・関西館・国際子ども図書館の合計で、図書1,192万7,978冊、雑誌・新聞1,993万9,341点、図書形態以外の資料(マイクロフィルムや地図、楽譜、映像資料、録音資料、磁気記録資料、絵画・写真、点字資料など)1,435万211点である。

②帝國図書館(上野図書館)

「帝國図書館」は、第二次世界大戦以前における唯一の国立図書館である。1872年(明治5年)文部省によって設立の「書籍館」を起源として1897年(明治30年)に設置された。1871年(明治4年)に設立された文部省は博物館を近代的な国家に欠かせない文化施設と考え、設立後すぐに博物館を設置するが、同じく重要な施設として書籍館併設の必要が建白され、博物館と同じ博物局の管轄として書籍館を「湯島聖堂」内に設置された博物館に併設した。書籍館は東京で最初の近代的な公共図書館であるが、当時の閲覧は有料制であった。戦後の1947年(昭和22年)に国立図書館と改称した上、1949年(昭和24年)に国立国会図書館に統合されて消滅し、蔵書は現在の国立国会図書館東京本館に受け継がれた。帝國図書館は上野公園の丘に所在したことから、「上野図書館」の通称で長く親しまれた。上野図書館に通った経験をもつ文豪や学者は数知れず、近代日本文化の歴史に大きな足跡を残している。その歴史ある建物は国立国会図書館支部上野図書館を経て、2000年(平成12年)に国立の児童書専門図書館である「国立国会図書館 国際子ども図書館」 国立国会図書館国際子ども図書館 として再生し、現在も国立の図書館として現役である。

書籍館は旧徳川幕府の「昌平坂学問所」「和学講談所」「蕃書調所」などの所蔵していた貴重な古典籍を蔵書の基礎としていたが、博覧会事務局から文部省への再移管時に蔵書は内務省管轄下の博物館事務局に残されたため、東京書籍館は文部省から改めて譲渡された省の所蔵図書約1万冊をもって発足した。文部省所蔵の図書は洋書が中心であったので、文部省は各府県に命じて旧藩校の蔵書を集めさせ、その良書3183部43630冊を選んで東京書籍館に収めたが、これらがのちの帝國図書館の蔵書の基礎となった。一方、太政官博覧会事務局に残された旧徳川幕府系の蔵書は内務省所管の浅草文庫を経て内閣文庫(現・「国立公文書館」内)、帝室博物館(現・「東京国立博物館」)などに移って現在に至っている。

③国立公文書館(National Archives of Japan)

「独立行政法人 国立公文書館」(National Archives of Japan国立公文書館 は、歴史資料として重要な公文書等の適切な保存・利用を図ることを目的として設置された日本の独立行政法人(行政執行法人)。内閣府が所管し行政執行法人であるため、職員の身分は国家公務員である。日本政府の付属機関等から移管された歴史資料など重要公文書を一般公開している。所蔵資料は明治以来の公文書が約60万冊(2006年3月現在)・旧内閣文庫約53万冊。公文書を閲覧できるように閲覧室に常設したり常設展や企画展にて公開したりしている。従来、各官庁の公文書はそれぞれの官庁で保管されてきたが、公文書を保存し公開するため徳川幕府以来の古文書・古書を含む内閣文庫の所蔵資料を移管し、総理府の附属機関として東京都千代田区北の丸公園に国立公文書館を1971年(昭和46年)に開館した。

④東京国立博物館(Tokyo National Museum)

「東京国立博物館」(Tokyo National Museum東京国立博物館 - Tokyo National Museum は、日本東洋の文化財(美術品、考古遺物など)の収集保管、展示公開、調査研究、普及などを目的として「独立行政法人 国立文化財機構」が運営する、日本の国立博物館である。東京都台東区上野恩賜公園内にある。1872年明治5年)に創設された日本最古かつ最大の博物館であり、本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館の5つの展示館と資料館その他の施設からなる。

1872年(明治5年)3月10日、その前年に設置された「文部省博物局」による最初の「博覧会」として「湯島聖堂博覧会」が、東京・湯島湯島聖堂大成殿で20日間開催された。これを機に「文部省博物館」が発足し、東京国立博物館はこの年を創設の年としている。展示品は、翌1873年(明治6年)開催の「ウィーン万国博覧会」への出品予定品が中心であった。当時の錦絵に見られるように、会場にはガラスケースが所狭しと置かれ、書画、骨董、動植物の剥製や標本などが並べられており、展示品のなかでは名古屋城の金鯱(しゃちほこ)が人気を集めた。この博覧会は3月10日から20日間の会期を予定していたが、あまりの人気に入場制限をせざるをえないほどで、会期を再度延長し4月末日まで開催された。総入場者数は15万人と推定されている

⑤東京都立中央図書館と近傍

著者プロフィール

有田 仁(Jin Arita)

1966年(昭和・丙午)大阪府堺市生まれ。有田アセットマネジメント代表取締役。大阪工業大学大学院 知的財産研究科修了。NTT(日本電信電話) グループ・髙島屋等勤務。NTT研究所系教授に師事し、研究発表(国際標準化専攻)と米国系業界団体(米国商工会議所・Cloud Security Alliance 等)に関与。研究論文に「自動運転システムにおけるクラウドネットワークの通信遅延条件(共著)」(日本知財学会 2016年)「クラウドセキュリティ技術分野の知的財産戦略に関する研究」(大阪工大院・紀要 2016年)等。

仁徳天皇陵を含む百舌鳥古墳群近傍に生を受け、外祖母の先祖は江戸初期より、出雲国・松江藩(松平家)に禄を食む。昭和改元時の宰相で重臣として昭和天皇を輔弼した若槻禮次郎男爵は遠い姻戚。国際オリンピック委員会(IOC)委員で貴族院議員の岸清一博士は親戚筋。連載コラム「時論」では社会の諸相を週次で論じ、還暦を迎えた己(おのれ)の人生を総決算。東西の歴史観・伝統的価値観の視座で、平成・令和社会への違和感を問う。

足繁く通う老健施設。五感で接する母(要介護5/認知症)への肉親の情は年追う毎に増し、当社海外渉外顧問の Wolf(脳神経学博士・心理学専攻)もこれに寄り沿う。その内助の功あり、2026年(令和8年)3月下旬、幻冬舎より書籍『平成・令和社会への違和感と伝統的価値観の復古』を刊行予定。座右の銘は「温故知新」「和魂洋才」「古今東西」。現下の関心事は哲学(論理学)領域における 「矛盾許容」(Paraconsistent)。

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